スマホやスマートウォッチで使える「VISAタッチ決済」(NFC決済)の使い方を整理する

広告

NFCを使ったタッチ決済サービス「VISAタッチ決済」。Google PayがVISAタッチ決済をサポートし、felica非搭載スマホでもタッチ決済できるようになるなど今まさに注目を集めます。

一方、仕様がよく分からない、クレジットカードが対応してない、スマートウォッチで使えない等々の不満の声もよく聞かれます。そこで以下ではVISAタッチ決済の仕組み、仕様、使い方について確認するとともに、2020年現在のVISAタッチ決済に対応したクレジットカード状況についてまとめます。

そもそものVISAタッチ決済とは

VISAタッチ決済とは、クレジットカード決済会社(国際ブランド会社)のVISAが提供するNFC決済サービスです。クレジットカードに付帯している波状のタッチマークを使ってタッチ決済できます。従来のように決済端末でカードをスキャンする必要はありません。

元々VISA payWaveとして提供されたマイナー機能でしたが、昨今のApple Payなどタッチ決済サービスの普及によりクレジットカードが影を潜める形となってしまい、これに危機感覚えたVISAがテコ入れ図りました。

まだまだVISAタッチ決済が使えるクレジットカードは少ないですが、有名どころだと楽天カードやkyashが提供するKyash CardなどがVISAタッチ決済に対応しています。

 

VISAタッチ決済が使える店舗について

日本国内だとセブンイレブンローソンイオンマクドナルドすき家TSUTAYAウエルシアあたりがメジャーな店舗として挙げられます(→全店舗一覧を確認)。

VISAタッチ決済が使える店舗マーク(画像出典:VISAのタッチ決済

 

店頭での使い方について

VISAタッチ決済は、あくまでクレジットカード決済として処理されるため、店頭で使う際には「カードで」「クレジットカードで」と店員に伝えます。その上で決済端末にカードをタッチします。

とはいえ、店員含めて、まだまだVISAタッチ決済の認知度は低く、特にコンビニだとカード決済はレジに直接スライドして行うこともあり、一見すると「何やってんだコイツ」感はあります。また、NFC決済なのでfelica決済よりも処理時間がかかるのもネックです。

 

スマホで使えるVISAタッチ決済とは

2019年11月にGoogle PayがVISAタッチ決済をサポートしました(日本含む)。これによりfelica非搭載のAndroidスマホでもNFCさえ搭載していればタッチ決済できるようになりました。

VISAタッチ決済はQUICPayとは別枠で用意されます。

 

Google Pay経由のVISAタッチ決済をサポートするクレジットカードは銀行系デビットカードのみ

喜び一転、Google PayのVISAタッチ決済には多分に制約があります。Google Pay経由のVISAタッチ決済をサポートするクレジットカードの数は限られており、現状、以下の銀行系デビットカードしか使えません。

Google Pay経由のVISAタッチ決済をサポートしているクレジットカード(銀行系デビットカード)一覧

三菱UFJ-VISAデビット(三菱UFJ銀行)
JNB Visaデビット(ジャパンネット銀行)
SONY BANK WALLET(ソニー銀行)
りそなデビットカード(りそな銀行、埼玉りそな銀行)
りそなデビットカード(関西みらい銀行)
北國Visaデビットカード(北國銀行)
Revolut

(2020年9月時点で8社対応、ソース

VISAタッチ決済に対応した(プラスチックの)クレジットカードをGoogle Payに登録してもVISAタッチ決済用のクレジットカードとしては利用できません。

VISAタッチ決済に対応しているKyash CardをGoogle Payに登録してもVISAタッチ決済では使えず。

Google PayのVISAタッチ決済解禁により、felica非搭載スマホでもタッチ決済できるようにはなりましたが、現状デビットカードしか使えないため、クレジットカードならではのポイント還元などの恩恵は受けられません。

Google PayのVISAタッチ決済に登録したジャパンネット銀行

 

スマートウォッチで使えるVISAタッチ決済とは

2020年現在、GARMINが提供するGARMIN PayFitbitが提供するFitbit Payの2つに限り、VISAタッチ決済をサポートしており、スマートウォッチに内蔵されたNFC通じたVISAタッチ決済が可能です。

GARMIN Pay

Apple、サムスンに次ぐ世界シェア3位のスマートウォッチメーカー「GARMIN」(ガーミン)。2020年にはApple Watch以外で初となるSuica対応を果たし、日本でも知られるようになりました。

GARMINは独自の決済サービス「GARMIN Pay」を提供しており、SuicaとVISAタッチ決済の2つをサポートします。

ただ、VISAタッチ決済に関してはGoogle Payと同じく銀行系デビットカードしかサポートしておらず、通常のクレジットカードユーザーだとポイント還元などの恩恵に預かれません。

GARMIN Pay経由のVISAタッチ決済をサポートしているクレジットカード(銀行系デビットカード)一覧

三菱UFJ-VISAデビット(三菱UFJ銀行)
JNB Visaデビット(ジャパンネット銀行)
SONY BANK WALLET(ソニー銀行)

(2020年9月時点で3社対応、ソース

 

Fitbit Pay

老舗スマートウォッチメーカーFitbit(フィットビット)が手がける決済サービス「Fitbit Pay」。2020年7月よりVISAタッチ決済をサポート、日本国内でも使えるようになりました。ただ、例のごとく銀行系デビットカードしかサポートしておらず、利用シチュエーションは限られます。

▼ Fitbit Pay経由のVISAタッチ決済をサポートしているクレジットカード(銀行系デビットカード)一覧

SONY BANK WALLET(ソニー銀行)

(2020年8月時点で1社対応、ソース

ちなみに、Fitbit Payは海外では(割と)普及しており、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポールなど主要国では交通系カード(日本で言うSuica)も含めてサポートしています。

 

【補足】Wear OSのGoogle PayはVISAタッチ決済に対応せず

Google PayのVISAタッチ決済対応、およびGoogle PayのWear OS対応に伴い、NFCを内蔵したWear OS対応スマートウォッチでもVISAタッチ決済が行えるのでは?といった見方があります。ただ、2020年9月時点で日本国内では決済対応しておらず、今後解禁されるかも不明です。

Wear OSはGoogleが提供するスマートウォッチ向けOSです。

 

この記事のまとめ

VISAタッチ決済の仕組み、仕様、使い方などひととおり解説しました。

VISAタッチ決済は、海外スマホなどfelica非搭載スマホの救世主として注目されてはいますが、現状Google PayのVISAタッチ決済には銀行系デビットカードしか登録できません。スマートウォッチ向けのVISAタッチ決済も同様の状況ですので、普段からデビットカードを使っている人を除けば、まだまだメリットは薄いです。

あくまでクレジットカードを登録してVISAタッチ決済したい、クレジットカードのポイント還元を意識した使い方がしたい人であれば、今後のサービス・アップデートを待つほかないでしょう。

タイトルとURLをコピーしました