Anker PowerPort Atom III Slim(A2614)レビュー|Anker史上最もミニマルなUSB PD充電器

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充電器メーカーとして名高いAnkerから驚きの小ささ、薄さ、軽さを持ち合わせた充電器が発表された。それが今回レビューする「Anker PowerPort Atom III Slim」だ。

サイズはミンティアケースほど、厚さはミンティアケース2枚分ほど。ズボンのポケットに入れても邪魔にならず、かさばらない過去例を見ない薄くてコンパクトな充電器だ。

このサイズながらUSB PD規格で最大30W出力できるため、スマホやタブレットはもちろん、MacBook AirやSurfaceなども充電できる。小さくて高出力。販売価格は2,577円と破格。ほぼほぼ非の打ち所がない、即買いしても問題ないレベルの製品だ。以下詳しく見ていきたい。

▼ Anker PowerPort Atom III Slim

Anker PowerPort Atom III Slim レビュー

Anker PowerPort Atom III Slimは、Anker社が発売するUSB PD充電器。2019年発売の充電器とあり、充電器の小型化を可能にした新素材「窒化ガリウム」(GaN)が使われている。おかげで従来充電器よりも飛躍的にコンパクトに仕上がっており、この奇跡的なサイズを実現した。

本体サイズは長い方が7cm、短い方が4.5cm、厚さが1.5cmほど。ミンティアケースと同じサイズ、ミンティアケース2枚分の厚さだ。ミニマルデバイスとしては最高レベルに愛着がわく1品だと思う。

これだけ薄型ながら電源プラグは折りたためるため、持ち運ぶときに邪魔にならない。

従来充電器では考えられない軽量化も実現しており、実際に測ってみると58gしかない。同等出力のApple 30W USB-C電源アダプタの重量が100g超なのを踏まえると本当に軽い。

インターフェースはUSB Type-C端子を一つ備える。USB PD規格で最大30W出力できるため、スマホ、タブレット、MacBook Airなど薄型ノートPC、Nintendo Switchなど大方のデバイスが充電できる。見た目の小ささとは裏腹のハイパワー充電器だ。

充電器表面はザラザラした触り心地。細かい網目の入ったスリーブ仕様になっている。どことなく無印良品を思わすデザイン、風合いなので、ムジラー気質の人にはたまらないと思う。

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実際に充電してみる 

Anker PowerPort Atom III Slimは最大30W出力できるUSB PD充電器だ。スマホからノートPCまで大方充電できる。以下、スマホ、タブレット、ノートPCの充電をそれぞれ試してみる。

スマホ充電

(写真クリックで拡大)

Galaxy S10を充電したところ、約12W(8.73V==1.39A)で充電できた。USB PD充電器でスマホを充電する場合、おおよそ10W〜18Wで充電される。バッテリー残量が少ければ少ないほど出力が上がり、逆も然りなので、12W充電は妥当な出力ラインと言える。

充電ケーブルは同じくAnker社の「Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を使って試した。

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タブレット充電

(写真クリックで拡大)

iPad Pro 10.5を充電したところ、約29W(14.6V==1.96A)で充電できた。iPad Proシリーズは最大30WのUSB PD充電に対応しているため、最大30Wで出力できる Anker PowerPort Atom III Slim とは相性が良い。

充電ケーブルはAnker社の「Anker PowerLine II USB-C & ライトニングケーブル」を使った。

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ノートPC充電

(写真クリックで拡大)

MacBook Pro 13(2016)を充電したところ、約28W(19.6V==1.42A)で充電できた。

MacBook Pro 13は本来60W充電が基本となるので最大30W出力の Anker PowerPort Atom III Slim では出力不足だが、とりあえずの充電は可能だ。とはいえ、YouTubeを再生するなどバッテリーを酷使した状態だと充電が追いつかず、バッテリーが減っていくこともあるので、基本的には60W充電器を使うべきだろう。

充電ケーブルはAnker社の「Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を使った。

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USB PD充電で使えるAnkerの充電ケーブル「Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を購入したので...

 

気になった点

Anker PowerPort Atom III Slim は、USB PD充電器であると同時にAnker独自規格「PowerIQ 3.0」に合わせて作られた充電器のため、一般的なUSB PD充電器とは一部出力仕様が異なっている。

USB PD充電器は5V/3A、9V/2A、20V/1.5Aなど出力値のテンプレ規格が設定されており、そのうち5V出力関しては5V/3Aが標準仕様となる。ただ、Anker PowerPort Atom III Slim は5V/2.4Aで設計されており、一般的なUSB PD充電器とは出力仕様が異なる。

Anker PowerPort Atom III Slimの出力値。5V/3Aではなく5V/2.4Aになっている(写真クリックで拡大)

仕様違いによるリスク、充電デバイス破損などの恐れはないが、5V充電時の理論上の最大出力が15Wではなく12Wとなるため、5V充電時には一般的なUSB PD充電器よりも充電が遅くなる。

昨今ではスマホ充電でも9V充電が一般的であり、5V充電自体がレアケースではあるが、「5V/3A出力できない充電器 = USB PD充電器ではない」と認識して充電を拒否するデバイスの存在も報告されているので、なにかしら充電できないトラブルに見舞われた場合は同ケースを疑った方がいい。

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この記事のまとめ

Anker PowerPort Atom III Slim をひととおりレビューした。

USB PD充電器は充電先デバイスに合わせて自動で出力調整されるため、Anker PowerPort Atom III Slim もスマホ充電器でもなければノートPC充電器でもない、まさしくUSB PD充電器として使い回せる汎用性の高さがある。

そのうえ、小さく、薄く、軽い充電器となれば、出張やノマドワークといった出先用の充電器としてうってつけだろう。普段から出先で充電する機会がある人ならカバンに忍ばせておけば憂いない。モノとしての愛着もあるのでぜひ使ってみてほしい。

▼ Anker PowerPort Atom III Slim

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