【USB PD充電器】Anker PowerPort III mini(A2615)実機レビュー

AnkerのUSB PD充電器「Anker PowerPort III mini」(型番A2615)をレビューします。

同充電器は2019年8月発売の新作モデルです。USB PD規格で最大30W出力できるハイパワー充電器であり、これ1台でスマホ、タブレット、ノートPCなど複数デバイスを充電できます。

以下、各々デバイスでの充電具合など調べていきます。

レビュー対象製品

外観レビュー

(写真クリックで拡大)

本体サイズは縦4.5cm、横5cm、奥行き2.8cm。本体重量は63g。昨年発売された兄弟機「Anker PowerPort Atom PD 1」はプラグが折りたためない欠点がありましたが、Anker PowerPort III miniはプラグが折りたためます。地味に評価できる改良点です。

コンパクト充電器の代名詞たる窒化ガリウム(GaN)を使った充電器ではありませんが、それでも非常に小さな充電器です。だいたいクレジットカードの半分サイズしかありませんので、カバンの中どころか、ズボンポケットの中に入れても気になりません。

クレジットカードの半分サイズ

 

充電レビュー

Anker PowerPort III miniは最大30WのUSB PD充電に対応します。そのため、USB PD対応デバイスであればスマホ、タブレット、ノートPCなどデバイス関わらず充電できます。では実際どんなものか、以下それぞれ充電していきます。

スマホを充電してみる

USB PD対応スマホ「Nokia 9 PureView」を充電します。もっぱらスマホ向けのUSB PD充電では10W〜18Wでの急速充電が可能です。充電ケーブルは同Anker製「Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を使います。

測定したところ約16W(8.65V==1.88A)で充電できました。同充電器でUSB PD充電が行われた場合、9V、15V、20Vのいずれかを上限として出力されますから、これは9Vに合わせた充電と判断できます。

 

タブレット(iPad Pro)を充電してみる

iPad Pro 10.5を充電します。iPad ProシリーズはUSB PD充電に対応しており、最大30Wを限度にした急速充電が行えます。充電ケーブルは同Anker製「Anker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル」を使います。

測定したところ約27W(14.6V==1.85A)で充電できました。同充電器のUSB PD充電出力である9V、15V、20Vのうちの15Vに合わせた充電と確認できます。

USB PD充電ではデバイスの許容電圧に合わせて出力が調整されます。一般的にはスマホ→タブレット→ノートPCと許容電圧(&出力)が大きくなるのが普通です。

 

MacBookを充電してみる

MacBook Pro 13(2016)を充電します。現行MacBookシリーズはUSB PD充電に対応しており、Apple純正充電器でなくともUSB PD充電器であれば充電できます(かくいうApple純正充電器もUSB PD充電器の一つです)。充電ケーブルは同Anker製「Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を使います。

測定したところ約27W(19.3V==1.42A)で充電できました。先のiPad Proと同等出力ですが、MacBook Proの方が当然許容電圧は大きいため、15Vではなく20Vに合わせた充電となりました。

ちなみに、MacBook Pro 13は標準60Wで充電する仕様です。同充電器では最大30Wまでしか出力できず、Macのシステム画面でも30W充電器として認識されていました。それゆえ充電自体は問題なく行えますが、標準の60W充電器に比べると幾分充電時間が長くなります。

今回MacBook Proで充電しましたが、MacBook AirやMacBook 12であれば標準30W充電のため、同充電器で充電するには丁度いいです。

 

同充電器に関する一部リスクについての補足

Anker PowerPort III miniは、USB PD充電器ではありますが、Anker独自規格「PowerIQ 3.0」に合わせて作られたUSB PD充電器となるため、一般的なUSB PD充電器とは一部仕様が異なります。この仕様違いにより、ごく稀な条件下で充電できない場合があります。

PowerIQ 3.0のロゴ

一般的なUSB PD充電器では、5V出力のとき最大3A通電できるよう設計されていますが、同充電器含むPowerIQ 3.0のUSB PD充電器では最大2.4Aが限度となります。

  • 一般的なUSB PD充電器の仕様→5V/3A
  • Power IQ 3.0の仕様(Anker PowerPort III mini含む)→5V/2.4A

より厳格に設計されたデバイスを充電する場合、Anker PowerPort III miniは「3A出力できない充電器 = USB PD充電器ではない」と認識され、USB PD充電が行えない可能性があります。

同シチュエーションに遭遇する確率はかなりレアですが、最近だとVAIO界隈でAnker充電器で充電できないといった報告が出ていますので、特にVAIO使いの方は注意してください。

 

まとめ

Anker PowerPort III miniをレビューしました。

30W出力のUSB PD充電器として問題なく使えます。スマホやタブレットの充電器としてはもちろん、MacBookなどノートPC充電器としても使えますので外出時など1台あると便利でしょう。

レビュー対象製品

関連記事

【2020年版】MacBookシリーズが充電できるAnker充電器(急速充電器)まとめ
USB Type-C端子を搭載した現行MacBookシリーズはUSB PD充電に対応しており、Apple純正充電器を使わずともUSB PD充電器による充電が可能です。 以下で...
タイトルとURLをコピーしました