Galaxy Note10+(国内版)レビュー、使い勝手やサイズ感を実機で解説

ドコモ/auより発売開始されたGalaxy Note10+(国内版、SC-01M、SCV45)をレビューします。

先日、Galaxy HarajukuのイベントにてGalaxy Note10+を1週間レンタル(お試し)できる機会がありましたので、実機で色々と検証を行いました。以下、Galaxy Note10+のカメラやSペン、端末の使い勝手やサイズ感など一通りまとめます。

レビュー対象製品

Galaxy Note10+ | スマートフォン - Galaxy Mobile Japan 公式サイト
次世代レベルのパワーを実現するGalaxy Note10+。パソコン、ゲーム機、映画館、インテリジェントなペン、すべてがこの中に。

スペック概要

Galaxy Note10+(国内版)の主なスペック&機能は以下の通りです。

  • メモリ12GB、ストレージ256GB(microSDカード非対応)
  • Snapdragon 855搭載
  • 6.8インチの有機ELディスプレイ
  • 3眼カメラ(標準+超広角+望遠 &TOF)
  • Sペン使ったメモ&スクショ線画
  • USB PD&ワイヤレス充電対応
  • 専用充電器を使えば最大45Wで充電可能
  • おサイフケータイ&防水防塵
  • NHK受信料の支払い必要なし(ワンセグ/フルセグ非搭載)
Galaxy Note10+のスペックシート
初期OS Android 9.0
 
画面サイズ 6.8インチ(1440×3040)※有機EL
本体サイズ 縦16.2cm、横7.7cm、厚さ0.8cm
本体重量 197g
 
メモリ 12GB
ストレージ 256GB
CPU Snapdragon 855(8コア、2.8+1.7GHz)
カメラ 外側1600万画素+1200万画素+1200万画素、内側1000万画素
 
充電端子 USB Type-C(USB PD対応)
ワイヤレス充電(Qi) 対応
イヤホンジャック なし
指紋センサー あり(画面内)
そのほか felica搭載、防水/防塵、microSD非対応
 
関連リンク 公式サイト

 

実機レビュー

以下4点を中心としたレビューを行います。

  1. ディスプレイ&表示領域
  2. カメラ
  3. Sペン
  4. CPU/GPU処理能力

 

1. ディスプレイ&表示領域

6.8インチの有機ELディスプレイ搭載

Galaxy Note10+は6.8インチの有機ELディスプレイを搭載します。もともとの発色の良さに加えて、ベゼルがギリギリまで削られたデザインのため、ビジュアル的にもディスプレイの美しさが際立ちます。

Galaxy S10、S10+とは異なり、インカメラは中央部分に移動しました。縦持ちの時はインカメラ部分がヘッダーに同化。横持ちの時はアプリ同化 or 黒いバーで隠されます。これの好き嫌いあるでしょうが、悪名高きS10+のデュアルインカメラに比べればマシかと思います。

(縦持ち)

(縦持ち)

(横持ち)アプリ同化

(横持ち)黒いバー隠し

画像引用クレジット ・上坂すみれ「ボン♡キュッ♡ボンは彼のモノ♡」 https://www.youtube.com/watch?v=mhIeiUbH2gg ・NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/index.html ・NetEase Games「荒野行動」 ・シルバーマンジム「ダンベル何キロ持てる?」

 

ディスプレイの表示領域

Galaxy Note10+は19:9比の縦長スマホのため、kindleやdマガジンなど電子書籍を表示したときには大きな余白ができてしまいます。Galaxy Note10+に限った話ではありませんが、せっかくの大型ディスプレイを活かせないのは残念ですね。

(雑誌)

(漫画)

(小説)

ディスプレイ上部にある黒いバーはインカメラ隠しエリアです。dマガジンやkindle使用中は常時黒く塗りつぶされます。非表示にはできないようです。

それぞれ横表示にすると以下のような表示領域になります。黒いバーは左横に移動しました(逆持ちなら右横に)。

画像引用クレジット ・集英社「週刊プレイボーイ」no45号 ・講談社 諫山創「進撃の巨人」コミックス29巻 ・夏目漱石「吾輩は猫である」

 

文字情報量はdpi変更した方が良さげ

Galaxy Note10+は本体設定にて文字サイズを変更することで、画面あたりの情報量(文字の表示量)を調整できます。

以下ではYahoo!ニュースを参考に、文字サイズを1(最小)、4(標準)、8(最大)で表示比較しました。文字を大きくする場合には目にわかる変化がありましたが、小さくする場合は、さほど変化ありませんでした。

これとは別に開発者向けオプションのdpi変更による文字サイズ変更が可能です。初期状態(文字サイズ4)では411dpi。スマホ表示だとギリ500dpiが限度かと思いますが、これでも文字サイズ1(最小)よりも情報量は多く、老眼でもなければ現実的な文字サイズです。

500dpi

600dpi

600dpi〜はタブレット表示ですね。なお、dpi変更による電子書籍の表示領域変化はありませんでした。

画像(記事)引用クレジット ・Yahoo!ニュース(オリコンニュース)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000308-oric-ent

 

2. カメラ

実力十分な3眼カメラ

Galaxy Note10+は、Galaxy S10などと同じく標準レンズ望遠レンズ超広角レンズを備えた3眼カメラ仕様です。これに加えて深度測位カメラ(TOFセンサー)を新搭載しており、撮影対象物を見極めたボケ加工などが強化されました。

実際の写真は以下のような感じです。写真左から(スマホ表示だと上から)広角撮影、標準撮影、望遠撮影したものとなります。

すべてオート撮影です。広角撮影は歪みなく、望遠レンズはぼやけなく、普通に撮影しても問題ありません。特に意識せずにプロっぽい写真が撮れるため、カメラに詳しくない人でも満足いく仕上がりが期待できます。

色味の表現も豊かです。

広角撮影時は雲の描写がきれいでした。

流行りのボケ加工に関しても、カメラアプリ上で「ライブフォーカス」モードに切り替えて撮影することで簡単にボケが表現できます

(ボケ加工あり)

(ボケ加工なし)※通常撮影

 

夜間撮影にも強い

昨今のスマホカメラの試金石とも言える夜間撮影、夜景撮影ですが、こちらもGalaxy Note10+は強いです。

従来よりGalaxyスマホでは「シーン別に最適化」機能により夜景に合わせたオート撮影が可能でした。Galaxy Note10+では、これとは別に「ナイトモード」機能を単独搭載しており、より夜間撮影に特化したモデルとなりました。

(Galaxy Note10+のナイトモードで撮影)

ナイトモードで撮影すると自動でISO(露光)やF値を調整してくれます。もっぱら通常のオート撮影だとISO200での撮影でしたが、ナイトモードだとISO500まで引き上げられ、夜間撮影に合わせた調整が行われました。おかげで明るすぎず、白飛びせず、暗くなりすぎずのちょうどいい写真が簡単に撮影できました。

(暗い場所から明るい場所を撮影してもこの仕上がり)

暗い場所から明るい場所を撮影しても、逆光のような感じにはならず、均等的に明るい写真が撮れます。特にフラッシュを焚く必要もなく、カメラ設定だけでここまで表現できるのは、さすがGalaxyのフラッグシップモデルと言ったところでしょうか。

 

3. Sペン

Sペンはペンタブ同等クオリティ

Galaxy Noteシリーズの顔とも言えるSペン。Galaxy Note10+のSペンに関しては、高性能ペンタブと同じ4096段階の筆圧に対応しており、なおかつパームリジェクション仕様です(※ペン先しかタッチ反応しない仕様)。使い勝手は本当によく、ペン先がディスプレイに当たったときの感触などペンそのものでした。

画面ロック状態でSペンを引き出せば、そのまま簡易メモ機能が立ち上がるほか、Galaxy Note10+では、キャプチャメモと呼ばれる、好きな画面のキャプチャを取って、その上から直接線画できる機能が追加されました。ちょっとした画像メモ、殴り書きをSペン一つでちゃちゃっとできるため、個人的には使う機会が多かったです。

(ロック状態でも使える簡易メモ)

(キャプチャメモ)

 

Sペンのジェスチャー操作(エアアクション)は微妙な出来

Galaxy Note10+の売りの一つとして、Sペンのジェスチャー操作こと「エアアクション」があります。従来Galaxy NoteもSペンのボタンを押すことで本体カメラのシャッターを切れる機能がありましたが、Galaxy Note10+では、Sペンを縦横に振ることでカメラアプリはじめとした特定アプリの操作が可能です。

使用イメージとしては以下の公式動画の通りです。

とはいえ、実際に使ってみるとジェスチャーの認識精度が甘く、反応しないことが多々ありました。また、対応しているアプリが少ないほか、ジェスチャー操作も種類が限られており、あまり実用的ではない、活用できるシチュエーションがないと感じました。どうせならハリポタ魔法同盟にでも対応してくれていたら面白かった気がしますが、さすがに難しいようです。

(Sペンでのジャスチェー操作に対応しているアプリ一覧)※2019年11月時点

(カメラアプリでの主なジェスチャー操作一覧)

(Chromeアプリでの主なジェスチャー操作一覧)

 

4. CPU/GPU処理能力

まずはAntutuベンチマークのデータをどうぞ。

Antutu45万点超えです。説明するまでもないTHE ハイエンドモデルです。

メモリは12GB搭載しており、空き容量が7〜8GBというトンデモスペックです。昔のスマホのストレージ容量かと見間違えます。

CPU、GPUに負荷をかけるため、荒野行動を最高級グラフィックかつ、フレームレート60fpsでプレイしてみましたが、全くカクカクしません。快適そのものです。

なお、最近だとスマホでも120Hzのリフレッシュレートに対応したゲーミング特化モデルがありますが、Galaxy Note10+が120Hzに対応しているのかは確認できませんでした。特にサムスン公式媒体でも宣伝されていないため、おそらく非対応でしょうか(ご存知の方がいたらリプください)。

とはいえ、荒野行動はじめとしたソシャゲでも最大60fpsですので120Hzも必要ありません。また、twitterやweb閲覧などでは問題にもならない話ですので心配なさらずに。

 

そのほか細かな使い勝手など

片手持ちは辛い

Galaxy Note10+は片手で使うにはデカくて重いです。twitterのタイムラインをスクロールする程度であれば片手でなんとかなりますが、文字入力は厳しいですし、片手キーボードも本体の重量バランスから常用は現実的ではありません。

本体重量は198g、簡易的なTPUケース付けた状態だと222gあります。蓋つきの手帳型ケースならゆうに230gを超えるのではないでしょうか。手に持っただけで「重い」と認識できるレベルの重量感であり、さすがに片手で使い続けると腱鞘炎になりそうです。

ケースなし(198g)

TPUケース付(222g)

Galaxy Note10+は、あくまで両手持ちを前提とした上で、ときおり片手で利用するといったケースを想定すべきだと思います。普段スマホを片手持ちでヘビーユースしている人が、そのまま片手持ちでGalaxy Note10+を使おうとすると、確実にストレスを感じますので注意です。

(カメラ片手持ちの様子。男性の手のサイズでも辛い)

 

指紋認証は悪くはないが、良くもない

Galaxy Note10+は画面内指紋認証を搭載します。Galaxy独自の超音波式センサーが使われていますが、認証成功率は気持ち90%前後であり、100%と言えないのが正直なところです。物理的な指紋センサーに比べるとストライクゾーンの判定が厳しいよう思えます。

指紋認証は画面OFFの状態でも行えますが、画面上に指紋を当てる位置は表示されません。慣れている人であれば、ピンポイントで指紋の位置を見つけられますが、そうでない場合は画面をダブルタップして一度画面ONにする必要があります。画面ONなら顔認証でもいいわけで、ここらが積もりに積もってストレスに感じるかもしれません。

 

バッテリー持ちは普通

Galaxy Note10+はそこまでバッテリー持ちが良い機種とは言えませんが、4,300mAhの大容量バッテリーを搭載することもあり、半日がっつり使っても60%前後のバッテリーが残ります。そのため、普段使いのスマホとしては問題ないバッテリー持ちかと思います。

とある日の一例では残量69%。ディスプレイの表示モードを最高画質にして、ソシャゲなどプレイした上での残量です。省エネ設定にしたり、それこそソシャゲをしない人であれば、まだまだバッテリー持ちが改善できるかと思います。

 

本体ボタンは全て左側に

Galaxy Note10+では、従来のSシリーズ、NoteシリーズにおけるBixbyボタンに相当する部分が電源ボタンとなり、本体右側に付いていた電源ボタンは廃止されました。これまでのGalaxyスマホとはまんま逆なので、従来Galaxyユーザーであれば慣れが必要でしょう。

(サイドライン左)

(サイドライン右)

また、スクリーンショットを撮る際には、従来Galaxy通りに電源ボタンと音量ダウンキーを同時押しするわけですが、これが長押しではなく単押しに変更されています。長押しすると電源OFF画面が表示されてしまうため、この点も慣れが必要かもしれません。

 

3.5mmイヤホンジャック、ついに廃止

Galaxyスマホから初めて3.5mmイヤホンジャックが廃止されました(発表された時期だとGalaxy Foldの方が先ですが…)。

イヤホン変換アダプタを使えば従来通り有線イヤホンが使えますが、アナログ型の変換アダプタには対応せず、一般的なDAC型の変換アダプタしか使えませんので、そこらにこだわる方は注意です。

 

【まとめ】Galaxy Note10+は購入すべき?

ゲーム要素、ペン要素、大画面要素、この3点のどれかにスマホの価値を見出している人であれば迷わず購入すべきでしょう。2019年11月時点において、これら3点においてGalaxy Note10+は市場(史上)最高クラスの価値を誇っており、買わない理由がありません。

この3点以外の要素に関しては一般的なハイエンドスマホといった感じですので、他のスマホと機能面、ブランド面、シチュエーション面で比較検討した上で購入すべきかと思います。

特にシチュエーションという意味では、Galaxy Note10+は6.8インチの大画面スマホですので、ほぼほぼ片手持ち利用が封じられます。これを許容できるか否かが結構重要なポイントになるかと思います。

スマホの片手持ちを重視している人だったり、今までずっと軽いスマホを使っていた人だと、いくら高性能なGalaxy Note10+を購入したところで、そもそも日常利用に馴染まないと思います。こういった方は同じGalaxyでもGalaxy Note10+ではなくGalaxy S10を購入すべきです。

ちなみに、2019年11月時点でGalaxy Harajukuのバディ端末(店内案内用デバイス)としてGalaxy Note10+が貸し出されています。店内カフェでじっくりと弄り倒せますので、Galaxy Note10+のサイズ感など試したい方はGalaxy Harajukuに行ってみてはいかがでしょうか。

レビュー対象製品

Galaxy Note10+ | スマートフォン - Galaxy Mobile Japan 公式サイト
次世代レベルのパワーを実現するGalaxy Note10+。パソコン、ゲーム機、映画館、インテリジェントなペン、すべてがこの中に。

注記

当レビューで掲載しているYouTube動画や電子書籍の写真、スクリーンショットに関しては、レビュー論評のための引用目的で用いられ、各権利者の著作権や肖像権を侵害する意図はありません。

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