Surface Laptop 2(2018)実機レビュー

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SurfaceのスタンダードノートPCシリーズ「Surface Laptop」。その2018年モデルである「Surface  Laptop 2」を購入したのでレビューしたい。

記事執筆時点(2020年2月)で最新機種「Surface Laptop 3」が発売しているが、Surface Laptop 3はそこまで大きなアップデートなく、まだまだSurface Laptop 2でも問題ないと判断し購入に至った。以下細かくレビューしていく。

▼ Surface Laptop 2

Surface Laptop 2 レビュー

基本スペック

Surface Laptop 2(型番LQL-00025)の基本スペックは以下のとおり。

型番 LQL-00025(プラチナ色)
OS Windows 10 Home
メモリ 8GB
本体容量 SSD128GB
CPU Intel Core i5-8250U(第8世代)
GPU Intel UHD Graphics 620
ディスプレイ 13.5インチ(2256×1504、10点タッチパネル) 
本体サイズ 縦22.3cm、横30.8cm、厚さ1.4cm(天板を閉じた状態)
本体重量 1.25kg
インターフェース USB 3.0 Type-A×1、Mini Displayport×1、Surface Connect×1、3.5mmイヤホンジャック×1
プリインストールOffice あり(Office Home&Business)
そのほか 顔認証(Windows Hello)対応

 

外観・サイズ感

前作もそうだったが、多分にMacBookを意識したデザインだ。天板のロゴマークをそのまま林檎に変えればMacBookと勘違いしそうなまでに瓜二つ。サイズもほぼMacBook Pro 13と同じなので、MacBookユーザーだからこそ理解できる違和感のなさに仕上がっている。

Surface Laptop 2の上にMacBook Pro 13を重ねた状態。気持ち縦長。

MacBook Pro 13よりも画面縦に1cmほど、画面横に0.5mmほど大きい。

天板を閉じた時の厚さは1.4cm。こちらもMacBook Pro 13とさして変わらない。

背面の(MacBookっぽさの)完成度は特に高い。

数少ないMacBookとの違いとして、Surface Laptop 2の上蓋は、まさしく板そのものであり、気持ちいいまでに真っ直ぐだ。MacBookシリーズのような上蓋の丸みはなく、唯一ここはMacBookとは見た目、触り心地ともに異なっている。

真っ直ぐ!!

 

ディスプレイ

ディスプレイサイズは13.5インチ。3:2比率となるため一般的なノートPCよりも縦長となる。ごくごくわずかな差ではあるが、web閲覧時など縦の情報量が多く表示されるため、スクロール回数が減らせる。

ディスプレイ画質も悪くない。最高画質でも2256×1504(フルHD+)なので4K云々みたいな美麗さには勝てないが、普通にノートPCを使う程度であれば必要十分、実用充分なスペックだ。

ディスプレイ上部にインカメラあり。顔認証(Windows Hello)にも対応している。

 

タッチパネル

Surface Laptop 2のディスプレイは、Surface伝統の10点タッチパネル仕様。Surfaceペンと組み合わせることでペンタブ相当の筆圧(4096段階)が実現できる。

ただ、Surface Laptop 2は上蓋の開閉角度が最大135度(前後)止まりなので、よくある2in1PCのように360度折りたたむことができない欠点がある。正直なところ、この中途半端な角度のため、タッチパネルの活用は見出せなかった。

最大でもこの角度までしか開けず

 

パームレスト(アルカンターラ)

Surface Laptopの代名詞たるアルカンターラ素材のパームレスト。アルカンターラ素材は、触り心地で言うと布と皮の中間素材といった感じ。もとより高級車の内装で使われることが多い素材であり、質感は良く、スリスリしたくなる。

撥水性が高く、汚れや指紋も付きにくい素材なので、パームレストならではの手汗跡(手首汗?)も防げる。いざとなったら中性洗剤で汚れが落とせるとのことでなので、綺麗好きにはたまらないだろう。

ただ、アルカンターラと本体との貼り付け部分が毛羽立ちそうな懸念は否めない。さすがに剥がれはしないだろうが、雑に扱うとタブレットのケース蓋の端っこ部分のように汚くなりそうなので多少なりに意識した方がいいかも知れない。

 

基礎性能(CPU&GPU性能)

筆者が購入したのは型番LQL-00025、メモリ8GB、SSD128GB、Core i5の最下位モデル。

CPUは第8世代のCore i5かCore i7を選択できる。一見するとCore i7の方がハイスペックに思えるが、ベンチマーク上はさほどスペック差がないので、そこまでこだわる部分ではないと思う。

購入したCore i5モデルでベンチマークテスト(CINEBENCH R20)を試したところ、マルチコアで1117pts、シングルコアで258pts。米CPU Monkeyによれば上位Core i7(8650U)の平均ベンチマークがマルチコアで1299pts、シングルコア365ptsなので、Core i5とCore i7のベンチマーク上のスペック差異はわずかだ。

3Dゲームや動画編集を処理するGPUスペックに関しては、お世辞にも良いとは言えない。3Dゲームの代表的なベンチマークテストである「3DMARK Time Spy」で測定したところ、スコア421点だった。一般的なノートPCでも平均552点なのでGPUスペックはかなり低いと言える。3Dゲームや動画編集などGPUスペックが求められるシチュエーションでは辛いだろう。

なお、Surface Laptop 2は、Core i5、Core i7モデルともに内臓GPUであるIntel UHD Graphics 620の一種類しか選べず、独立GPUなどの上位カスタマイズはできない。

 

静音性

MacBookシリーズを思わす静けさを実現しており、ほとんど排熱音は聞こえない。ベンチマークテストでCPUやGPUをフル稼働させているときであっても「スーン」といった音が微かに聞こえるだけだった。

排熱はMacBookと同じく底面部から

 

キーボードの使い心地

キーボードは非常に完成度が高く感動した。ベタ褒めしても問題ないレベルの出来だ。

ノートPCのキーボードながらキーストロークが深く、キータッチすると気持ちよく沈む。これだけキーストロークを取ればキーボードもさぞうるさい、ガチャガチャするのではと思いがちだが、打鍵音は非常に静かで図書館などで高速タイピングしても問題ない。本当に静かだ。さすがはSurface伝統のキーボードだなと感じる、非常に完成度の高いキーボードだった。

キーピッチは19mm

キーストロークは1.5mmとノートPCにしては深い

 

トラックパッド(タッチパッド)

トラックパッドはキーボードに比べると完成度は低めだ。

トラックパッドの面積は縦7cm、横10.5cm、MacBookに通ずる広めのトラックパッドを備える。Windows 10ならではのMacBook相当のジェスチャー操作が可能なため、2本指でのスクロールや3本指でのアプリ切り替え、クリックとは別のタップ操作などが行える。

ただ、ジェスチャー反応が妙に鈍く、ごく稀だが反応しないときもある。ハードとソフトのどちらの問題かはわからないが、MacBookでのジェスチャー操作に比べれば明らかに劣っている。

そして、それ以上に右クリックが硬い。右クリックすると「ドンカチャ」といった鈍い音と感触があり、あまり気持ちがいいとは言えない。MacBookのような軽いクリックをイメージすると間違いなく違和感があるので、ここは賛否が分かれると思う。

MacBookのトラックパッドと比較するのもナンセンスな気がするが、まだまだSurfaceではトラックパッドよりもマウスを使った方がいいのかなと印象を受けた。

 

バッテリー持ち

Surface Laptop 2は、バッテリー電源だけで公称14.5時間のビデオ再生が可能。実際に使ってみて、確かに燃費が良い印象はあり、使い方にもよるが実働7〜8時間前後のバッテリー持ちは余裕かと思う。

会社帰りに2〜3時間パソコンをいじるような使い方では問題すら感じないので、副業ワーク、副業ブログ程度の物書きには十分だ。

電源モードは「推奨」でも十分なパフォーマンスです

 

インターフェース全般

Surface Laptop 2は2018年に発表されたモデルだが、USB Type-C端子を搭載していない。左側にUSB Type-A端子(3.0)、mini DisplayPort、3.5mmイヤホンジャック、右側にSurface Connect(充電端子)を備えるだけだ。

MacBookのように意識高すぎないという点では評価すべきだろうが、さすがにUSB Type-Cくらいは欲しかった気がする。

 

充電環境

世間的にはUSB Type-C端子を使ったUSB PD充電が主流となりつつあるが、Surface Laptop 2はUSB Type-C端子がなく、独自端子「Surface Connect」で充電を行う。それゆえ昔ながらの専用ACアダプタが必要となる。

Surface Connect

専用ACアダプタは総重量224gほど。ケーブルが太く硬いので結構かさばる。

なお、Surface Laptop 2はUSB PD充電自体には対応しており、Surface Connectを使った専用の充電ケーブルを通すことでUSB PD充電器で充電できる。詳しくは以下記事でまとめたので参考にしてほしい。

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Surface Laptop 3(2019)との違い

当記事執筆時点(2020年2月)で最新モデル「Surface Laptop 3」が発売している。どちらかと言うとマイナーアップデートモデルとなるため、Surface Laptop 2と比べて極端に魅力的とは言えない。Surface Laptop 3の主なアップデート内容だが、おおよそ以下3点である。

  • USB Type-C端子を搭載
  • WiFi6(ax)に対応
  • 15インチモデル追加

USB Type-C端子が搭載された点は評価すべきだろうが、そのほかWiFi6や15インチモデルに関しては個人的にそこまで注視していない。

それこそ15インチモデルが追加されたが、単なるサイズ違いモデルであり、スペックは13インチモデルと変わらない。GPUスペックの上位カスタマイズすらできないのだ。正直微妙だ。

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この記事のまとめ

Surface Laptop 2の総合評価は以下のとおりだ。

Surface Laptop 2の良いところ

  • 普通のノートPCとして問題ないスペック
  • キーボードの完成度の高さ
  • バッテリー持ちの良さ
  • アルカンターラの格好よさ
  • 今となってはコスパ良し(Surface Laptop 3と比較して)

Surface Laptop 2の悪いところ(留意点など)

  • GPUスペックが貧弱、3Dゲームや動画編集メインの使い方は辛い
  • USB Type-C端子を搭載せず、USB PD充電はSurface Connect経由で
  • トラックパッドはそこまで完成度が高くない、マウス推奨

致命的な欠点は見当たらず、あとは好き嫌い、環境に合う合わないの視点で選んでしまって問題ないノートPCだと思う。特にWindowsのノートPCを探すなら、まず間違いなく第一候補に挙がるだろう。対MacBookという意味では一長一短であり要検討だろうが、有力な乗り換え候補ではあると思う。MacBookとの比較に関しては別途記事を作成したので、こちらを参考されたい。

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